馬群マスターは、
ラスト1000mを対象に、流れを考える馬券術である。
ふつう、競馬の場合、新聞には、テンの3ハロン、上がり3ハロンは載っている関係で
常識的には、テンの3ハロンが速いか遅いかで、持続力レースか瞬発力勝負かを考えようとするし、上がり3ハロンの速い馬は瞬発力がある馬で遅い馬は持続力の馬と考えようとするが
これは大きな間違いである。
なぜなら、いくら、最初の3ハロンが遅かろうが、遅い分オープン以上のレースでは、
前の馬が余力を残している為、ラスト1000mあたりから、速めに仕掛ける可能性が高く
持続力勝負になるし、逆に速すぎると、中間はゆるめて、結果、馬群はかたまり瞬発力レース
になったりするからだ。
つまり、
テンの3ハロンが遅かろうが速かろうが、それがレース全体の流れには、
あまり関係しないのである。
つまり、テン3ハロンの流れは、スタミナ量的には、影響するが、それが全体の流れには
関係ないのである
また、ラスト3ハロンの時計も同じで、速いと瞬発力型、遅いと持続力型などと、言う人がいるが
これも、馬場がいいときの上がりなのか、どうかとか、その前の2ハロンの流れが遅ければ
、どんなに切れ味のない馬でも、それなりの上がりは使えるのである
また、例えば、同じ3ハロンが36秒でも、その中身はこれだけではわからない
その3ハロンのラップがそれぞれ
12.0.-12.0-12.0なら平均的に脚を使っているし
13.0-11.5-11.5ならラスト2ハロンだけ切れる脚を使っていることになるし
11.0-12.0-13.0なら。逆に最後にかけて、時計がかかっていることになる
やはり、今の所、使うのは、JRAが発表ペースメーカーの1ハロンごとのレースラップを使うしかないのである
残念ながら新聞に載っている情報は、よっぽどの短距離戦以外はあまり、使えないものなのである